69年後の長崎被爆の日
長崎は原子爆弾の被爆から69年目の8月9日を迎えました。
例年、私は長崎か広島の原水爆禁止世界大会に日帰りで参加しています。今年は仕事などの都合で参加できず自宅で広島・長崎で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしました。
今日のネットで配信されたニュースを見ると、被爆者代表の城臺美弥子さんが集団的自衛権の行使容認を「日本国憲法を踏みにじる暴挙」と批判されたということです。また、長崎市長は平和宣言で「・・・・・いま我が国では、集団的自衛権の議論を機に、『平和国家』としての安全保障のあり方についてさまざまな意見が交わされています。長崎は『ノーモア・ナガサキ』とともに、『ノーモア・ウォー』と叫び続けてきました。日本国憲法に込められて『戦争をしない』という誓いは、被爆国日本の原点であるととともに、被爆地長崎の原点でもあります。被爆者たちが自らの体験を語ることで伝え続けてきた、その平和の原点がいま揺らいでいるのではないか、という不安と懸念が急ぐ議論の中で生まれています。・・・・・」と危惧を表明されました。
平和について、さまざまな議論があるのは当然です。そのさまざまな意見をお互いに述べ合いながら国の方針の中に国民の意見や意思を反映するのが民主主義の原点だと思うのです。
選挙で選ばれたからと重要な安全保障の問題を閣議で決めてしまうなど許せないことだと思います。日本が世界平和において果たさなければならないことがたくさんあります。今後も、一人の国民として子供や孫たちに平和な世界を残すにはどうしたらよいのか考えていかなければならないと思います。
民主的な手続きがなし崩しにされつつある今、本気で平和を考えるなら平和憲法を大切にしていかなければならないですよね。