70年目の敗戦の日でしたね
今年の8月15日は70回目の終戦記念日でしたね。
この日を中心に、テレビでも日華事変から太平洋戦争についての番組をたくさんやっていました。時間が重なったり用があったりで見落としたものは録画していて少しづつ見ています。
朝鮮半島は日本に併合され植民地とされていましたし、中国には満州国をでっち上げ支配していた。ここで、現地の人々に大きな苦痛を与えていたということですね。最近ネットで、日本が後進国であった朝鮮にさまざまな建物を作り文明国にしてやったというような動画が流れたりしていますが、ちょっと違うんではないかと思うんですよ。
名前も変えさせられ、神社に参拝させられ日本人に服従させられたということが如何に現地の方々が苦しんだか・・・。中国では、村々を襲い非戦闘員、子供まで殺していった。
そういうことはしていないと言っても、やったという人々がいるし、未だに苦しんでおられる・・・。
日本がこういうことをされたら許せますか?
そういうことをしたという事実は事実として私たちが認めて反省すべきことだと思います。
また、人間を機械の部分品みたいにした特攻の話は本当に辛い話です。『俺は、君のためにこそ死ににいく』という映画を以前見たのですが、特攻隊の青年たちを美しいと賞賛していました。
石原慎太郎氏は「苛酷な時代を生きた、美しい日本人の姿を残しておきたい。」とパンフレットに書き残しておられるが、未来ある若者を殺しておいて「美しい日本人」はないですよね。こういう感覚がわからないのですが・・・百田尚樹もそうですね。
戦争が美しいもののように描くことや、国を守るために大東亜戦争を仕方なくしたんだとかの歴史認識が意図的にばらまかれ始めているのではないかと不安になります。
あの戦争がなんであったかもう一度振り返り、その実態を伝えていかなければならないと思います。この間のテレビ番組の映像が多くを物語っていると思いました。私たちのように戦後直ぐに生まれ、祖父母、父母、学校の先生方から聞いた軍国主義時代の生活、軍隊の中での暴力、他国の人々への抑圧などを子供や孫に伝え、二度と日本は戦争をしないと誓って日本国憲法を制定したということを伝えていきたいと思います。
安倍内閣の戦争法案に対する若者たちの反対の声が大きくなってきています。頼もしいことですよね。学者、弁護士など法律の専門家も違憲の声をあげています。子供を戦場には行かせないとママたちもデモをしています。
戦争で平和はつくれないということを忘れないようにしたいと思います。まだ、終戦の日前後の番組の録画を見てないのがたくさんあります。見ながらいろいろと考えていきたいと思います。