62年目の平和宣言

 今日8月6日は、62年目の広島の被爆の日でした。
 NHKテレビで平和祈念式典の模様を見ました。14万人もの命を一瞬で奪い、その後も放射線を浴びたことによる被害や熱線によるやけどで苦しんだ人々・・・。
 多くの犠牲者が普通の市民、非戦闘員です。ここを狙っての原子爆弾の投下。許しがたい行為です。
 NHKの放送で平和宣言を聞きました。今、広島の人々が被爆の体験から語る平和を求める声でした。そして、被爆国日本の国際社会で果たすべき役割の重要性を説くものです。
 平和憲法を遵守し、あらゆる戦争を許さないこと。このことを忘れ去り、アメリカの軍隊を乗せた不沈空母の役割を果たしてきた日本は、ここで考え直さなければならないのではないかと思います。
 「平和やけん健康たい!」を叫びながら、皆さんも読まれたと思いますが「広島平和宣言」と「平和の誓い」の一部を載せさせていただきます。
 
 「広島平和宣言」より掲載 
 唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が七十四歳を超えた被爆者の実態に即した暖かい援護策の充実を求めます。
 被爆六十二周年の今日、私たちは原爆犠牲者、そして核兵器廃絶の道半ばで凶弾に倒れた伊藤前長崎市長の御霊に心から哀悼の誠を捧げ、核兵器のない地球を未来の世代に残すため行動することをここに誓います。
 「平和への誓い」より掲載
 私たちは、あの日苦しんでいた人たちを助けることはできませんが、未来の人たちを助けることはできるのです。
 私たちは、ヒロシマを「遠い昔の話」にはしません。
 私たちは、「戦争をやめよう、核兵器を捨てよう」と訴え続けていきます。
 そして、世界中の人々の心を「平和の灯火」でつなぐことを誓います。

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