『21世紀の子供たち』

朝ドラの『べっぴんさん』で1970年の万博に、主人公たちの会社キヤリスが子供のファッションショーを開きました。テーマになったのが『21世紀の子供たち』ということでしたね。
 私が高校2年生で、修学旅行で万国博に行ったことを思い出します。
 あの頃は、ベトナムに米軍などが入り込んで戦争が続いていました。沖縄返還が迫っていましたが、沖縄に核兵器があるのでは・・基地は残って・・とさまざまな分からないことがありました。大学は学費値上げ反対闘争から体制批判へと進んでストが行われたりでした。
 しかし、私たちは頑張れば生活が豊かになっていくし、戦争も21世紀には無くなっていくのではと希望を持てる時でしたね。ちょうどドラマの登場人物たちのイキイキとした姿が日本中にあったと思います。
 しかし、21世紀になってみると若者たちの仕事の多くは非正規で生活もままならない。働こうにも保育所に預けることができない。年金は下げられ、老後がどうなるか・・・戦争の危険性が広がってきた・・・思いもよらぬ21世紀です。
 私たちの希望が打ち崩されてきた・・・これは、私たちにも責任があるのではないかと考えてしまいます。子供たちが夢を持てる21世紀を語ったことを忘れずに、声を上げなければと思います。
 子供たちが夢を語れるにはどうすればよいかを語り合い、今できることをみんなでやっていきたいと思います。
 荒れ果てた地球、格差の社会を残さないために・・・これから夢見た21世紀の社会に変えて行くことが爺さんたちの使命と思います。