タマは仲間思いの猫です

 とうとう、我が家の周りをうろつく猫たちについて、近所から「餌を与えないで」という声が出てきたようです。母が注意を受けたとかで、タマ以外の猫には餌をやらないようにしています。(タマだけは、みんなに可愛がられて許されるのですよ。)
 この事態を憂慮したタマはある作戦を思いついたようです。タマは何度も餌を請求します。「ニャーォ」いつもの餌を求める声に、餌入れにタマの分だけの餌を入れてやるとタマは食べずに待っています。するとタマ一匹分の餌を子猫と母猫がやってきて食べます。タマは嬉しそうに横に座ってみています。これを1日数回繰り返し、子猫たちの餌を確保してやるのです。
 タマには仲間に餌を与えない事情など分かっているようです。子猫たちは以前のようにいつでも大量に与えられないのをちょっと不思議に思ってるようです。
 タマには感心させられますね。自分の分も分け与えるのですからお腹が空くでしょうに・・・。私も、この仲間思いの心はタマに学ばなければならないですね。
 街の中に猫が楽しく暮らし、子供たちが一緒に遊べるといいのに・・・と思うのですが。

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