操体法がひろまれば・・・
先日、理学療法士の方が腰痛でお見えになりました。操体法についてお話しながら施術しました。現在の理学療法についてなどお聞きしながら話をして、是非、操体法の勉強をしたいということに。
私は、直接理学療法士の仕事にどう活かすかということは指導できませんが、操体法の原理や基本的な型などを学ばれた方々が臨床心理士の仕事の中や、作業療法士の仕事で、医師の臨床でと幅広い現場で創意工夫をして活用されています。
今後、このそれぞれの経験を交流して、みんなで学びあい深めて豊かなものにしていきたいと思います。
橋本先生の操体法の精神は、「操体法は専売特許ではありません。大自然の公法の一部です。誰でも理解できた人は受益し、他人にサービスすべきものです。」(快医学20周年記念症例集『生命の神よ有難う』P141橋本敬三先生から瓜生良介先生へのハガキから)というものです。
自分が作り上げたとか正統派とか言うような“俺が俺が”の精神と全く違ったものです。この精神が拡がり操体法が豊かな快さを伝える文化として受け入れられ拡がることをを望みます。
橋本敬三先生とお会いする機会はなかったのですが、きっとこうして操体法が活用されることを喜ばれると思います。
今後「大自然の公法に一部」として、操体法に関わられた方々の知恵を集めることが出来たら素晴らしいと思うんです。