阪神の震災で

 今日は防災の日ですね.ニュースでも様々な訓練などの状況を放送したり、地震に備えての対策や心構えなどの番組もやってました。福岡での地震でもそうでしたが、災害は予告なしにいきなりやってきます。日ごろの心構えと、いざと言うときにどういう風に避難するか、家族同士の連絡は・・・と日頃からの準備が大切ですね。
 私が爽快館を開業した当時、中古の整体関連のビデオテープの売買で知り合った大阪の堺市の先生が、阪神の震災では整体師としてボランティアに参加しましたと手紙に書いておられました。関西圏の先生方は、復興に参加されたボランティアの方々の健康管理のために活躍されたそうです。
 大阪での快医学のセミナーに参加したときにも、こんなことがありました。参加者の自己紹介のときにある青年が、「神戸でボランティアに参加したとき、腰の調子が悪かったので整体の『おばちゃん』に診てもらった。そしたら、あなたの骨盤ひどく歪んでいるので、いつかちゃんと見てもらいなさいと言いながら痛みを取ってもらった。その時の感動から快医学のセミナーに参加した。驚いたことにセミナーのスタッフとして『おばちゃん』がいるんだから・・・!」
 どの「おばちゃん」かと、みんながきょろきょろ見回していると、あのおばちゃん。「エー、私のこと・・・おばちゃんは無いでしょ。」みんな大笑いでした。何人も疲れ果てたボランティアの方に施術していたので記憶には無かったようです。人に感動を与えた活動に、参加した方みんなが感動したと思います。この女性の方、私も尊敬するとても優しい方です。
 こうした活動に参加した方々に頭が下がると同時に、その生き方を学んで行こうと思いました。災害の中で、本当に人間同士の新しい形の連帯が生まれていると思いました。こうした活動に参加された方は、自慢したり偉ぶることも無く自分の出来ることを力みすぎずに力いっぱいされたんですね。有難うございます。
 

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