総員、玉砕せよ・・・
昨日「ゲゲゲの女房」を見ていたら、「総員玉砕せよ」という題で、戦争の本当の姿を知ってほしいと涙を流しながら描く水木しげるの姿があった。
玉砕ってカッコいいものでもなんでもない。そこで、死ねということですね。弾薬や食料は補給できない。降伏はするな、そこで死んでしまえということですよね。
アジアの民衆が欧米の植民地化されているのを、同じアジア人である日本人が解放するという誤魔化しで戦争に突入し、多くの国民を死に追いやった戦争だったんですね。
解放されると言われた国々は、日本の占領によってさまざまな苦しみが発生していたことはどうしようも無い事実のようですね。そして、日本の軍隊内における兵士に対する扱いは酷いものであったようです。そのことを、水木しげるさんは描きたかったのですね。
ミッドウエー海戦で破れ、補給を絶たれた日本の軍隊を全滅させて、それを美化し玉砕という言葉を生み出した当時の大本営はなんだったのでしょう。国民やアジアの民衆の命を守れないで、正義だの何なのと言い続けたんですね。こんな時に、戦争反対を叫んだ人々は、ことごとく牢に繋がれていったんですね。「母べえ」の映画を思い出します。
多くの戦争体験者が語ってくれるのを、受け止め後世に戦争の愚かさを伝えていきたいと思います。体験者が漫画・劇画や手記・小説、映像で残すことの大切さを感じます。
水木しげるさんも88歳だとか。ドラマでの若かりし姿で、ウンウン唸り涙を流して描く姿に感動しました。
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