糖質制限食

 最近、テレビや週刊誌などでも取り上げられている食事法に「糖質制限食」というものがあります。食事から取る三大栄養素のうちから糖質(炭水化物)を制限することでダイエットや糖尿病の患者さんの血糖値対策に役立てようというものです。
 血糖値が上がるのは、糖質をとることにより糖質が吸収され血液とともに全身を巡ります。この時、正常であればすい臓から分泌されるインシュリンが血糖をコントロールすることになっていますが、糖分を取りすぎるとインシュリンがでなくなり血糖をコントロールできなくなってしまうのです。こうなると、血液が糖分だらけのドロドロになり血管障害が起こり、様々な合併症が起こるのです。
 これまで、血糖対策として行われてきたのがカロリーの制限食でした。カローリーの高いものを制限するという考え方です。でも、血糖値を上げるのは糖分だけですよね。糖分を取らなければ血糖値は上がらないということは明白です。ということで、いま病院などでも、糖尿病患者に糖質制限食をすすめるところが増えてきているということです。
 私も、医師に勧められて糖質制限食を実行しています。糖質さえ取らなければいいと言うなら、ステーキなどもOK、焼き鳥、魚も普通に食べることができます。野菜をたっぷり取れば空腹感もあまりありません。テレビのニュースでは作家の宮本輝さんがやっていると報道していました。宮本輝さんはご飯や麺類などは4年間とっていないということでした。
 私は、もっといい加減なことをやっています。ご飯を全く食べないというのでなく、朝は目玉焼き、チーズ、納豆、野菜たっぷり、昼夜は小さな茶碗の3割か2割くらいの量のご飯を食べるということにしています。
 糖尿病が軽かったこともあるのでしょうが、発症から1年、糖質制限食を食べ始めて半年でヘモグロビンA1cも血糖値も正常になりました。そして、肝臓も正常になっています。体重や体脂肪率も落ちています。体験者として、これは糖尿病患者の血糖値対策の食事としてお勧めだと思います。
 現在、糖尿病の学会では、まだ疑問視する方々が多いということですが、今後研究が進み多くの方々が安心して実践できるようになることを期待します。
 腎臓が悪い方や、血糖降下剤を服用している方などはやらないほうが良いということです。糖尿病で食事両方がうまくいかないという方は、是非良しと相談してお試し下さい。
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