食の安全は保てるのか

 今朝の朝日新聞の『天声人語』を読んでしたんですが、戦後すぐは醸造酢ができないので石油などを原料に作っていたということです。これって、安全なのか???この問題ありそうな化学薬品で作ったような酢と醸造酢の見分けが付かないような状態だったようです。そこで、主婦たちが立ち上がって食品の内容を表示させるようになってきたということです。

 レモン果汁でない「レモン果汁」やニセ牛肉などありましたね。これをちゃんと表示させるようにして消費者の権利が確立されてきたということです。

 ところが、消費者庁などが進める加工食品の原料の産地の表示がおかしいところがあるようです。原料の仕入先がコロコロ変わる時には「アメリカまたはカナダ」の表示も「輸入または国産」もありうるということです。

 これまで、多くの人たちが作り上げてきた食の安全のルールが壊されようとしている・・・・ということですね(怒)。

 TPPが委員会で強行採決されました。TPPが動き出せば輸入食品が増える「だからこそ知りたい。どこの国から来たどんなものを食べているのかを」と、天声人語では言ってます。その通りですね。

 だいたい、国民の多くが疑問を持っているものであり、アメリカの大統領選で候補者二人共が反対しているのですよ。アメリカでも多くの国民が疑問を持っている。それを、なぜ安倍内閣がアメリカを促すとか言うんでしょうかね。日本の国民の持つ疑問は完全に無視しています。

 もうけるところといえば輸出大企業などだけです。これが国民に還元されることはない。国民犠牲で、繁栄するということではないのか。

 国民の生活はTPPで農業だけでなく食生活、医療、保険とさまざまな分野で大きな影響を受けるんですよ。強行採決を当たり前と考える閣僚もいるし、実際にやっちまった・・・・

 健康を考える上で、食の大切さはいくら強調しても足りないくらいですね。国民の食の安全を本気で考えているのでしょうかね(怒・怒・怒)

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