「純情きらり」見ています

 毎朝NHKの朝ドラ「純情きらり」を見ています。
 丁度、私の父や母、その兄姉達の若かりしころの物語ですね。先々週はモモ姉ちゃんが治安維持法違反の嫌疑で逮捕されるし(無事釈放されましたが)笛姉ちゃんは、女学校での講義の内容が不適切と変更を要求されたり、杉東吾との結婚が問題となり教師をやめざるを得ない状態に・・。こうした自由の制限された状態の行き着く先が、国民を否応なしに巻き込んでしまった戦争だったんですね。
 先週はとうとう桜子が結婚を約束した達彦に赤紙(召集令状)が届き戦争に駆り出されてしまいました。「生きて帰る保証はない。死ぬかも知れない。」そこからしか家族やまわりのひとたちのことを考えることができない姿は痛ましい。体験のない私には、そのつらさがどれ程のものか本当に理解出来ないのかもしれません。しかし、こうした戦争を起こしたらいけないということは理解できます。
 祖父は、長男がフィリピンで戦死し、長女は結婚して上海へ渡り、その引き上げ船の中で病死しています。いくつになってもこのことを語るときは涙を浮かべていました。日本中がこうした悲しみを抱えていたのでしょう。
 達彦が無事帰ってくるのか今後の展開が心配です。ドラマとは分かっていても不安になってしまいます。

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