薬剤耐性菌による死亡が8000人

今日のYahooニュースの報道ですが、薬剤耐性菌による死亡が2017年に国内で8000人発生したということです。

私も抗生物質の過剰な使用や使用方法の間違いの危険性は以前から書き込みしてきました。現実の死亡者の数字などが発表されたのは初めてだということです(発表したのは国立医療研究センターなどの研究チーム)。

9月17日のネットで見た西日本新聞に関連の記事が出ていました。それには、風邪で医療機関を受診した患者に抗生物質が処方された割合は31%にもなるそうです。このことの何が問題かといえば、風邪はウィルスが原因で起こるものが8割以上です。抗生物質は最近には効くのですが、ウィルスには効果がないんです。だから多くの風邪に抗生物質の処方はおかしなことなんです。

政府も抗菌薬の使用を減らすように警告しているということです。抗菌薬を処方されても効果がないものにお金を支払わされているということですよね。こういうことを繰り返せば医療費がかかるので家計も大変だし国の財政も大変です。

実は、まだまだ大変なことがあるんです。抗生物質の使いすぎで耐性菌が発生するんです。これが最初のYahooニュースの記事の死亡者8000人なんです。抗生物質の使いすぎで、抗生物質に慣れてきた細菌には抗生物質が効かない。人間の免疫力だけしか頼るものはないということです。しかし、この菌は鍛えられていますから強力です。免疫力では・・・・耐性菌を作っていったのは他でもない現代医学のあり方なんですね。

無闇やたらに抗生物質を出さないことが大事です。でも、「要求されるので出します」という医者も多いと聞きます。それでは困るのです。大袈裟に言えば人類の未来がかかっているんです。そんな言い訳されないように、私たちが利口になって「ウィルスには抗生物質は聞かないでしょ、知らないんですか ヽ(`Д´)ノ 」と言うことが大切ですよね。抗菌剤が大量に使われれば耐性菌が出てくるのを助長してしまいます。

それと、細菌の感染で抗生物質が必要なときにはちゃんと用法を守ることが絶対に大切です。勝手に飲む量を減らしたり、指示された使用期間の途中で飲むのをやめたりすれば細菌を上手に鍛えることになってしまいます。用法をきっちり守りましょう !!

医学の発展とともにさまざまな危険性も生まれてきていますね。人間には元々免疫システムというありがたい仕組みがあるのです。風邪にかからないように身体を鍛えることが大切ですね。かかったとしても免疫力を信じて栄養をとって早めに寝ることの方が良いと思います。私が行く病院は「風邪ですか、早く帰って十分栄養をとって寝てください」というだけでした。糖尿病も「ご飯を減らしなさい」でひどくならなかったし (^_^)ノ

今日の『爽快さんがゆく』は「スロートレーニングで成長ホルモンがドバっと出る (^_^;)」です