橋本敬三先生の論想集『生体の歪みを正す』は面白い

開業してすぐのころ買った橋本敬三先生の『生体の歪みを正す』という本を最近読んでいます。部分的に読んではいたんですが、ツンドク状態が20年近く続いてきたという状況でした(笑)。

橋本先生が鍼灸の雑誌に投稿した文章や、医学会の重鎮にあてた手紙、ラジオ放送で話されたことなどをまとめている本です。この本の初めから順に読んでいるのですがなかなか面白い。そして、戦前(太平洋戦争以前)の文章もありますが、まったく古びた感じはしない内容と文体です。

操体法について、橋本先生について知りたいという方は必見の本ですよ。私がこの業界に入ったときはすでに遅しで、橋本先生にはお会いすることができませんでした。瓜生良介先生などに聞いた橋本敬三先生の人間性と魅力、この本を読むとよく理解できます。

操体法の本がさまざま存在しますが、橋本敬三先生の思いが一番伝わってくる本ですね。ぜひ操体法に興味のある方は見てください。Amazonのkindle版があるようです。9000円以上しますが、きっと勉強になると思いますのでおススメしますよ。

今日の『爽快さんがゆく』は「ワオ・・マスクが品切れ」です