「銃の所持」は割と簡単?

 佐世保での銃撃事件から、銃所持規制の問題点が浮かび上がってきました。
 今回、事件の容疑者に対し、「何故銃の所持が認められたのか、取り消してほしい。」と住民から県警に対し通報があったといいます。これに対し、県警は「あなたにそんなことを言われる理由は無い。」というような返答をしたとか・・・。
 一度所持の許可を受ければそれでいいのかということです。様々な面を持ち、問題がある行動を見過ごされ許可が降りることもありうるので、こうした通報は真摯に受け止め許可取り消しもできるような制度が必要だと思いますが・・・。今回の事件も地域住民の声を反映していれば起こりえなかったのではないでしょうか。
 許可申請ですが、許可を受けられるのは、狩猟・有害鳥獣駆除・標的射撃の3つの理由だけだそうです。でも、人を脅す為とか、強盗をする為とか、人を傷つける為というような理由で申請するはずはありませんよね。
 許可を受けることができない欠格事項は、年齢に達してない(猟銃20歳、空気銃18歳)精神病者、アルコール、麻薬、アヘン覚せい剤の中毒者又は心身耗弱者。住居の定まらない者。公共の安全を害する恐れがあると認められる者等となっています。
 講習を受け射撃教習を受けて所持申請をして、警察署で警察署にもって行き確認印をもらえば所持できるということです。
 今回の問題で、許可した人たちはどう責任を取るのか、容疑者についての通報を受けて無視した長崎県警はどう責任を取るのか?
 人への殺傷能力が高いこうした凶器に対して出す所持の許可としてはお粗末ですね。所持するものに対して常に指導ができること、所持に対して責任を持って連帯して責任を持てる方を推薦者とすることも必要ではないかと思います。 
 この事件をきっかけに様々な改善が行われるでしょうが、もっと早ければ助かる命があったということです。残念ですね。 

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