無理な運動は不健康のもと
最近、私と同年輩の方々も筋トレをやられておられる方も多いようです。
「ジムでこう習ったんですができなくて」とか、「○○筋を鍛えるには・・・」というような質問やアドヴァイスを求められることがあります。しかしです、もう何度も書き込んできましたが何のためにやるのかが問題です。筋トレでジムに行って、腰が痛くてと爽快館に来院するというのは困ったことです。
ジムに行かなくても、日常の生活の中で身体は鍛えることができますよね。時間の余裕をもってバスで移動し、バス停をひとつ前で降りて歩くとか、エレベーターを使わずに歩くとかやればかなりの運動です。週に2~3回ほど腕立て伏せや水平足ふみをするのど、短時間の運動を組み合わせるといいですね。
心配なのは、頑張って運動をして腰痛を悪化させたり、歩きすぎて脚の筋肉がカチカチになって膝痛が出てきたりということです。これを無理なストレッチでさらに悪くする。
ということで、コンビニで見つけたテレビでおなじみのドクター南雲の『一日一食健康生活』という本に「激しい有酸素運動や無酸素運動は寿命を縮め、かえって太る恐れも!」ということが書いてありました。高齢になって心拍数を上げる運動はNGだということです。人の一生の心拍数は限界があるそうです。それで、無理して走ったりすると体調が悪くなるようですね。若いころから運動をしている方は走っても心拍数がそれほど上がらないから大丈夫だということです。
この本には取り上げられてないのですが、激しい運動をした時の活性酸素の発生が大きな問題になります。歳とともに発生した活性酸素を処理できなくなります。すると血管や内臓が固くなって命に危険があるような重大な病気の原因となるんです。
無理はせずに身体を動かすことを楽しむということが大切だと思います。最近、筋トレしてとか歩きすぎてとかいうことでの来院が多いので、そのたびに筋トレ系の書き込みになります。身体の不調の原因になるような筋トレと、それを指導されている方がおられるということが気にかかっているんです。是非健康的な運動を続けてください。
明日は『爽快さんがゆく』の更新日です