体の習慣を見直さなければ

 慢性的な腰痛でおいでになった方とは、日常生活での姿勢についてお話するようにしています。
 骨格模型を指し示しながら、「これが背骨です。こげな風にローマ字のSのような形をしているのが正常です。」
 今度は私がモデルになりながらそれが、「こげんしてコタツに入った姿勢にすると腰のカーブが逆の形になるでしょ。これが腰の負担になるとですよ。」と私がやって見せます。「ほんとですね。背が円うなっとうですね。」ということで、今度は正座の時の背の伸びた姿を見ていただきます。
 「やっぱ正座ですわらなイカンとですかね。」という質問が。「股関節と膝関節の位置を考えて坐ればいいとですよ。」「・・・??」「さっきのアグラの姿勢、股関節が膝の下の位置にあるでしょ。コタツの姿勢もそうでしょ。正座は、股関節が膝より上の位置ですね。膝より股関節が高い位置にあれば今度は悪い姿勢がつくりにくいとですよ。アグラのときは、股関節の位置を高くする為にお尻下に座布団の二つ折りば入れてみてください。ほら背筋が伸びたですね。」ということで、納得していただけました。
 みなさんもアグラやコタツに入った姿勢で背骨の状態を確認してみてくださいね。そしてお尻の下に座布団の二つ折りを入れて・・・。股関節と膝の位置関係を見てください。人間は、股関節の位置が膝の位置より高ければ背筋が伸びるんですね。車の座席。仕事をする時の椅子の高さ形。見直してみましょうね。せっかく腰痛が解消したのだから、毎日の習慣で再発させないようにしましょうね。

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