筋肉の衰えが原因なのです

 70代の男性の方ですが、2時間かけて来院していただいています。足が上がらず杖をついてやっと歩くというかパタパタと歩幅も狭い状態です。
 5年前にも来院していただきましたが、その時には1回目で歩けるようになり数回来院していただきました。
 それから、また仕事で無理をされ筋肉がこわばったままだったということで、仕事を辞め家であまり体を動かさないという生活を送っておられたということです。それで、あの整体院に行ったら、またすぐに歩けるようになると期待されて来院されたということでした。しかし、脚の筋肉はカチカチで腰や大腰筋は衰えられておられました。
 施術後は、脚の痛みなども減って動きやすくなります。しかし、「前に来た時には歩けるようになったのに今回は歩けるようにならない」ということで、「前回と同じ療法をしてくれ、脚を中心に施術してくれ」という要望を出されます。奥さんとともに、脚や腰などの筋肉の衰えについてじっくりとお話させていただきました。そして、脚や大腰筋などを鍛えていくための効果的な体操などをお伝えして、やっていただくということになりました。
 問題が出てすぐに来院していただいたら、ここまで悪くはならなかっただろうにと残念に思います。筋肉が衰えがあるときには筋肉をつけることを合わせてやらなければ歩けるよにはなりません。
 最近、死ぬまで歩くには大腰筋を鍛えなければとかいうことをよく聞くでしょう。あれ、本当に大切なことなんですよ。50代くらいまでに、こうした筋トレの習慣をつけることが大切だと改めて思いました。でも、いくつになっても鍛えることはできますので安心してください。健康体操にこられていた60代の方々は、徐々に鍛えられて腰痛を克服された方々もおられます。諦めずに楽しみながら鍛えることが大切ですよ。

今日の『爽快さんがゆく』は「笑うことが大切なのですが、テレビでは笑えない (;>_<;)」です。