腰痛「予防」体操!?

 腰痛の方が腰痛改善の施術を受けに行って、「腹筋を鍛えなさい。」とか「背筋を鍛えなさい。」といわれて、痛みを我慢して言われた通りの運動をしたところ、腰痛が更にひどくなるということがよく有ります。
 痛みが更に強くなったと疑問を持ち、爽快館を訪れる方も多くおられますよ。「腰痛体操」と一般的に言われている筋肉トレーニングは、腰痛を改善させるために作られたものでは無いということを知っておくことが大切です。「腹筋や背筋が弱れば腰痛になる可能性が高くなるので『予防策』として鍛えておきましょう。」という筋肉トレーニングです。改善を目的にしたものでは無いんですね。
 腹筋・背筋が弱っているので腰痛が発症したのだから鍛えればいいのではと思われるかも知れませんが、痛みが有る時に腹筋運動・背筋運動をすれば更に痛みが強くなる危険性が大です。まずは、痛みを取ることから考えて下さいね。痛みが取れて、少しずつ軽い運動から初めて鍛えていくことが大切ですね。痛みをこらえながらの運動は痛みを長引かせるだけですよ。ご注意ください。こんな説明をすると「おかしいと思うたとですよ。やっぱり、痛いときは無理したらいかんですね。」と理解していただき、腰痛も解消できることになります。

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