運動のしすぎが問題

 『週刊現代』の1月6・13日合併号に「寝たきりが嫌なら『ウォーキング』をやめなさい」という記事が掲載されています。
 会社を定年退職して、運動でもしてみようと気軽な気持ちでウォーキングに挑戦。膝が痛くなってきたが運動していれば治るだろうと続けて変形性膝関節症になってしまって歩けなくなってしまったという話です。こうなってしまって一日の大半をベッドの上や椅子に腰掛けての生活になったという内容です。
 こうならないために歩き方を正さなければということで、かかと着地で骨盤を前傾させて膝を伸ばして歩くということが紹介してあります。
 こうなった原因を歩き方だけの問題にするのも・・・・です。何より問題は膝が痛くなってもガンバって歩くというのが問題です。痛いときには休むし、ちゃんと医師と相談するということが必要です。変形性膝関節症で寝たきりはよっぽどのことがない限りないと思うのですが。
 でもね、これに近いような人たちは、爽快館にも来院されることがあります。これが、定年退職された方が多いんです。何故か、歩くと決めたらやたらと歩く。「そんなに歩いてどうするの」と言いたくなるくらいです。大腿部の筋肉はガチガチになり、それが突っ張って膝に痛みが出てくるんです。ウォーキングを休まず続けなければならないと思い込んでおられるんですね。
 筋肉を使ったらちゃんと休めておかなければ疲労がたまるばかりです。ウォーキングは週3回くらいでやるほうが筋肉もついてくるんですよ。長時間歩かなければ寝たきりになるという思い込みが、疲労で寝たきりを作ってしまいます。
 歩き方の問題ですが、西洋人は骨盤が前傾しているので膝を伸ばしてる方が歩きやすいのですが、骨盤が光景している日本人は難しい歩き方なんです。かかと着地はダメだという足の専門家もいますので、歩き方をどうすればいいのかは大きな問題なのです。この部分は、私の課題です。私は適当に歩きやすいように歩いていますが、どう歩くほうが身体にいいかいろいろと試していきたいと思います。
 歩き方は後日お伝えしましょうね。

今日の『爽快さんがゆく』は「どこからともなく覆面パトカー」です
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