腰痛予防
お盆に帰省されるとき、長時間にわたって運転される方がおられると思います。こんなとき、腰が痛いと運転が辛くなり、帰省先でも動くのが辛く、せっかくの休みもシンドイものになってしまいます。
姿勢の問題と腰痛についてですが、まず知ってほしいのは、坐骨の使い方です。何せ坐骨というくらいだから、坐ることに関係ある骨と誰でも思われますね。そうなんです。この骨で坐るんですよ。坐骨は骨盤の一番下の部分。子供を腿に乗せると、お尻のとがった骨が太ももに当たるでしょ。その骨が坐骨です。これを使って坐るのです。ダラーッとアグラで坐ってみましょう。骨盤が後ろに倒れてしまうでしょ。次に正坐で坐ってみてください。骨盤が立ちましたね。この姿勢を覚えていてください。坐骨を意識し骨盤を立てる。背中が気持ちいいでしょう。これが基本の坐り方。これだと腰痛にはなりにくいですね。
お酒を飲むときアグラで体を歪まして飲むということないですか。アグラで坐るときは、坐骨の下に座布団を入れます。足先のほうが少し下がりますね。この時は骨盤が立ちやすいでしょ。そうです、座禅のときお坊さんが円い座布団を敷いていますね。それと同じことです。これで背骨シャキーンです。車の運転のときは、背もたれにバスタオルを折りたたんで腰の部分に当ててみてください。背骨がすっきり伸びるでしょう。
背が円くなっている時は、腰椎が正常なカーブの逆のカーブを描いています。仙骨の上の腰椎の5番に大きな負担がかかります。これが腰痛の原因になるのです。気をつけてくださいね。
正しい姿勢を続けようと思ってもすぐ背が曲がる方は筋力が低下しているのかも知れません。まずはウォーキングなどから運動を始めましょう。子供と一緒にやるのも楽しいですよね。徐々に鍛えて腰痛予防をしてください。