色に体が反応する!!

 今日「おもいっきりテレビ」で、壁や机を赤い色にした場所と青い色の場所との体温の変化を放送していました。色により体温が変化したり、食欲が増したり血圧が変化したり、さまざまな反応を起こしていました。
 このような、色に対するからだの反応は、「赤いパンツ」の健康法でも知られてますね。このことについて以前にも書きました。重複にもなるかもしれませんがもう一度触れておきますね。
 色と身体の関係については、中国医学の古典にもまとめられています。陰陽五行といわれる諸物の関連性を明らかにし分類する方法です。諸物を木火土金水に分けて考えます。そして、人間の身体の内臓の働きも木火土金水に結び付けて考えています。木は肝・胆、火は心・小腸、土は脾・胃、金は肺・大腸、水は腎・膀胱、と分けています。そしてそれぞれに対応する色として、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒を定めています。
 この、臓腑と色の関係について、間中喜雄博士がその正しさを確認したときの話から、確認過程のことや原理を出版されています。また、こうした現象を利用して、レインボー療法や金診断法などの療法も作られています。
 肝の働きが悪いときは、青いシールを肝経のツボに貼ると、肝経が活性化されます。このように活用ができるのです。これを2000年以上も前に活用できるようにまとめていたということの素晴らしさ。
 丁度、「おもいっきりテレビ」の途中で来客があったりで、見逃している部分もあるのですが、周りを赤にしたときにゲストの方が、これは自分にはきついとおっしゃったと思います。そうなんです。体調や体質で体への反応は微妙に違う。これを、赤はこうですというように決めてしまうことには、少々疑問を持ってしまいます。昔の中国医学は体質により身体の反応が違うことを深く考えていたようです。
 色の活用法ですが、青いものを持って深呼吸すると呼吸が楽になるというときは肝経に問題があるということになります。この方法で問題の経絡を見つけ出すこともできます。色を利用し、気が付かない身体の問題点を見つけ出すことができるということですね。活用することが拡がればいいなと思っています。健康講座などでも今後お話したいと思います。

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