「健康診断は宝の地図だ」
『文藝春秋』8月号に一之江駅前ひまわり医院院長・総合診療医の伊藤大介先生の「健康診断は宝の地図だ」という記事が掲載されています。
「健康診断の受診は、いかなる原因の死亡リスクにも影響を与えなかった」という報告をイギリスの医療情報を発信しているコクランという機関が、約25万人を対象にした研究を行い発信しているそうです。
それを受けて、医師たちの中にも「健康診断は受ける必要がない」「無駄に病気を見つけてしまうだけ」などという方々が存在していますね。
整体関係の情報にも「健康診断は必要ない」などと言って、よく登場する方々がおられますし、「現代の医療は間違っている」という整体や自然療法家などにもおられます。
しかし、私は健診を受けて、その結果で服薬したり運動をしたりで身体の改善をしてきましたので健診は必要だと自信を持って言うことができます。
先のイギリスの情報について論文執筆者は健診で病気のリスクがあるのに医師から提案された検査や治療に従わない人が多いということや、リスクがあるのに健診を受けない人が多いということが健診の効果が出なかった理由として挙げているそうです。
健診で早期発見で医師の指導に従うことが大切ですよね。そのための健診ですからね。これが無かったら病気が進行してさまざまな病状が出て手遅れ状態からの治療が始まるということになりますね。
つまり、まだ食事と運動で改善できるという状態の高血糖は日常の生活で気がつきにくい。さまざまな身体の不調が出始めたら失明したり足指の壊疽が起こったり、腎臓が壊れて透析の必要が出てきたりということになります。
そういうことで、是非健康診断を受けてくださいとお勧めしております。
先日も運動は全くしないで腰が痛いということで来院された方にも骨量などの検査を受けてくるようにお願いしました。骨粗鬆症が進んだら転倒しただけで骨折ということも起こりますからね。
ということで、『文藝春秋』8月号には健診の必要性が、先生が患者さんを診てきた経験から詳しく説明されています。是非参考にしてくださいね。
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