長崎を最後の被爆地に
今日は長崎で開かれた「原水爆禁止2013年世界大会・長崎 閉会総会」に 参加しました(この日を休みにするために、木曜日は通常通りに仕事をしました)。
長崎で人類が二度目の原子爆弾による惨劇から68年がたちました。7万4000人の生命を一瞬に奪い、生き延びた人々の身体には傷を負わせ、その子・孫にまで生命と健康の不安を与え続けています。
このような非人道的な兵器や戦争を地球上からなくしてしまいたい。子や孫には、20世紀の負の遺産を残したくないとの思いで参加しました。
原水爆禁止世界大会は、8月3日から広島で国際会議を始まりに、広島大会から長崎大会と1週間にわたって、さまざまな取り組みが行われました。私が参加したのは、全ての集会の終わりとなる閉会総会でした。
世界の多くの国の反核・反原発のグループや政府の代表者によるスピーチが行われ、世界中で原水爆に対するNOの声が上がっていることに励まされました。特に、ドイツの代表の話。2020年にはドイツでは原発が全て廃止になるということです。これは、福島の原発事故を知った多くの市民が原発を無くそうという運動に立ち上がり政府が動いたという話です。
世界で唯一の被爆国の日本政府が4月に開かれたNPT=核不拡散条約の再検討会議準備委員会で、「核兵器の非人道性を訴える共同声明」に署名しなかったことに対する批判も聞かれます。
日本の各地での反核の運動を進める人々、特に青年の元気な報告に胸が熱くなりました。
最後に、アメリカの『プラトーン』『JFK』などの作品を作ったアメリカの映画監督のオリバーストーン監督のスピーチがありました。
スピーチでは、アメリカの原爆投下の目的が何だったのかということ(戦後のソ連との関係で優位に立つというため)を話されました。降伏のための日本からの接触を無視し、原爆の威力を誇示するために投下されたということです・・・それは、あまりにも大きな犠牲です。
監督のベトナム戦争従軍の経験からの戦争や核兵器に対する怒りに共感する話でした。
これからの世界に、核兵器は要らない。一人の命を奪えば殺人として罰せられるが、大量に殺戮をすれば勲章がもらえるようなのはおかしいですよね。
子供や孫たちに、核兵器・原発、そして武力で問題を解決することがなくなるように、みんなで声を上げていきたいですね!
反核・反原発の運動が思想信条になどに左右されることなく、私たち庶民の心からの声が広がりますように。反核の声が一つになり大きく響き渡りますように!!
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平和式典で長崎市長も政府を批判しました!
「人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきではない」という文言が受け入れられないとすれば、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を示した。被爆国としての原点に反する・・・