蛋白質が足りないよ・・・とか言ってましたね

 先日、同年輩の患者さんとの雑談でこんなことが話題になりました。
 小さい頃は食うものも無く、山に入ってグミや野いちごを採って食べる。夕食のおかずは一品という家庭が多かったようです。谷啓さんが、「蛋白質が足りないよ・・・だから疲れるんだ!」と、栄養剤のテレビコマーシャルをやっていましたね。みんな栄養不足だったのでしょう。
 でも、みんな今より元気だった!!
 今は、栄養たっぷりの食事を取っておられる方がほとんどだと思います。でも相変わらず疲労感が取れずに、ビタミン剤やサプリメントが売れています。しかし、粗食の頃より病気が多いという気がしますよね。
 今長生きをしておられる方々は、40代くらいまで粗食だ過ごしてきた方々ですね。飽食の中で育ってないから長生きだと思います。
 栄養を摂る事の大切さを必要以上に叩き込まれた私たちの世代は、とかく食べることに貪欲になり過ぎていたような気がします。その結果様々な成人病に陥ってしまったようです。
 二人の話の結論は、二人とも昔の食事に戻ってきているということです。糖尿や高血圧や肥満などで粗食を習慣付けようと頑張っているんですね。飽食の時代を反省し粗食を習慣づけようと努力する私たちです。これからは、もっと健康になるための栄養学が必要だと思います。
 でも、元気は栄養だけの問題でなく社会のあり方にも関係していると思います。未来に夢を持ちどこでも走り回っていた子供たちと今の子供たちを比べて幸せなのはどっちなのだろうか・・・?などと昔を思い出しながら、さまざま考えさせられました。

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