五輪招致

 今日、2016年の夏季五輪招致の国内候補都市として東京が選ばれました。なんだか、すっきりしました。と言うのが、オリンピックをやれる状態ではないと思ってましたので。
 こんなこと思うのは私だけでないみたいですよ。市長がオリンピック招致を言い出して、「ワー楽しみ、是非実現して。」と言う声を身近で聞いたことないし、「実現する訳ない。」と言う方や「オリンピックは福岡でせんでよか。」と言う方々がほとんどでした。
 市長が最初に言い出したのは「九州オリンピック」。福岡市だけでやるはずではなかったですよね。九州全体でやる。九州のあちこちの知事も賛成しました。しかし、IOCではいくつかの都市にまたがってやると言うことは認められてなかったんですね。そうした問題がちゃんと考えられてなかったんではないかと思います。それで、福岡市だけでやると言う計画が・・・。しかし計画の実現性への疑問が報道されていました。本当に実現して、大きなお金を使い、結局、私たちの子や孫に借金を残すことになったんではないかと考えると、JOCの今日の決定は良かったと思っています。
 財政的に厳しく老人福祉を切り捨て、子ども達の通う保育園は民営化し、学童保育も負担が増し、国民保険料は大幅アップで市民は厳しい家計をやりくりしているんです。ゴミ袋まで値上げしているではありませんか。これ以上の市民の生活・福祉を犠牲にすることは出来ないです。オリンピックで都市を活性化するとか本当に出来るんですか?
 先日、個人業者の団体が国民保険料が上がったことで困っていると、市の担当者と懇談しました。私も参加して市の担当課長のお話を聞きました。福岡市の財政のただならぬ状況を色々と話されます。財政が厳しく国民保険の運営が厳しいから皆さんに負担していただいているということでした。しかし、私たちの生活だって厳しいというのは多くの市民の声ですよね。市民の生活を考え、市民がお互いに助け合うことが出来る市政を望みたいです。 
 担当課長や係長が財政が厳しいというなかで、多くのお金を投じてオリンピックの招致のイベントをやって・・・どうなってるんですかね。招致に名乗りを上げようとして実現不可能と取りやめた都市もあったんですよ。福岡市は市民の税金は、市民のために使ってほしいと思います。
 私は、オリンピックが嫌いではないのです。小学5年生のときに見た東京オリンピックの感動を今でも忘れません。自信を持って市民がオリンピックを招致できるような都市になることを望んでいるのです。
 

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