ペッテンコッフェル教授コレラ菌を飲む
10月14日に細菌が病気の原因であるというコッホの説にを否定する学説があったということを書きました。そのことについて・・・です。
コッホの学説に異を唱えたのは、ミュンヘン大学の教授で近代衛生学の父と呼ばれるペッテンコッフェルという人でした。彼は、細菌が病因ではなく、病気に対する抵抗力を無くしたことだと唱えました。
1892年教授は、自説を照明する為に74歳の年齢にも関わらず、コッホが培養したコレラ菌を飲んだということです。コッホ曰く、「1個連帯を皆殺しできる量だ。」。それを飲んだ。
数日後、教授は死なずに現れた。少しの下痢はしたが、便には生きたコレラ菌は確認できなかった。体の中で死滅していたということです。(教授の弟子がこの実験を共にしてコレラにかかって亡くなったという説も有りますが)体を張った実験で人間の体に病原があるという説を証明しようとした教授の勝利でしたが、1928年イギリスのフレミングが青カビからペニシリンを発見して以来、病原菌との戦いが抗生物質の利用ということになりました。
抗生物質を否定するつもりはありません。医療のの発展に大きく貢献しています。でも、抗生物質の濫用で腸内有効細菌が死滅し、カンジタや病原性大腸菌が生き残り人間の免疫力を低下させているといわれています。また、抗生物質の危険性を認識しない使用が、耐性菌を作り出しているということです。
もう一度、病気の原因は何か、様々な経験を積み発展した医学も活用しながら見つめる必要があると思います。細菌やウイルスとどう付き合えばいいか、病気にかからないからだつくりはどういうものか・・・。
科学的ということで、体験的に作りあげられた医学や療法を否定する傾向に疑問を持っています。諸外国では、様々な自然医学が今も信頼性を確保していると聞きます。医学の原点に返ることが大切と思いますね。
何よりも大切なことは、私たちが健康に生活できることだということですね。